今回は米国のロックバンド、Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン)の「Feel It Still」をご紹介します。アメリカをはじめ世界中で大ヒットしたこの楽曲は、2017年発売のアルバム「Woodstock(ウッドストック)」に収録されています。ビルボード・オルタナティブ部門で20週連続1位を記録するなど、歴代最長を記録しました!
Portugal. The Manってどんなバンド?
米国ポートランドを拠点に活動するロック・バンド、Portugal. The Man。ロック界で最も多くの受賞数や、数千回もの公演、フェスティバルに出演するなど輝かしい実績を誇ります。2017年発売のアルバム『Woodstock』はRIAA認定のゴールドディスクを受賞。「Feel It Still」は最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門や6x RIAA認定のプラチナムディスクなどを受賞。
2020年にPTM財団を設立し、ネイティブアメリカンの人権、地域保険、環境問題はどの活動を積極的に行っている社会派バンドです。
ちょっとブレイクタイム:ヒッピーとネオヒッピー
この歌に出てくる1966年と1986年は、ヒッピーとネオヒッピーが台頭していた時代です。反戦運動や公民権運動などの反体制運動を通して政治への主張を掲げていたヒッピーや、ヒッピーをファンションとして取り入れるもさほど政治などには興味のないお祭り野郎ネオヒッピー達を回顧して「俺はその頃から何も変わっていないんだ」と歌っているのです。
ビデオの途中に未確認動物やブタが出てくるのですが、カルトや腐敗政治やこのよく分からない時代へのメッセージなのかもしれません。
Feel It Still
Can’t keep my hands to myself
Think I’ll dust ‘em off, put ‘em back up on the shelf
In case my little baby girl is in need
Am I coming out of left field?
どうしても余計なことをしてしまう
まるで棚の埃を払ってずっと使ってなかったものを取り出してみる
俺の娘が使うかもなんて思いながら
俺は突拍子もないこと言ってるかい?
Ooh woo, I’m a rebel just for kicks, now
I been feeling it since 1966, now
Might be over now, but I feel it still
Ooh woo, I’m a rebel just for kicks, now
Let me kick it like it’s 1986, now
Might be over now, but I feel it still
1966年頃のヒッピーみたいに楽しませてくれ
今もそれほど変わってないのさ
過去のものかもしれないけど、俺の中では何も変わってないのさ
1986年ごろのネオヒッピーみたいに楽しませてくれ
今もそれほど変わってないのさ
過去のものかもしれないけど、俺の中では何も変わってないのさ
Got another mouth to feed
Leave it with a baby sitter, mama, call the grave digger
Gone with the fallen leaves
Am I coming out of left field?
家族が増えた
子供はシッターに任せて
墓掘を呼ぶんだ
俺は枯葉とともに去っていくんだ
俺はまた突拍子もないこと言ってるかい?
Ooh woo, I’m a rebel just for kicks, now
I been feeling it since 1966, now
Might’ve had your fill, but you feel it still
Ooh woo, I’m a rebel just for kicks, now
Let me kick it like it’s 1986, now
Might be over now, but I feel it still
1966年頃のヒッピーみたいに楽しませてくれ
今もそれほど変わってないのさ
過去のものかもしれないけど、俺の中では何も変わってないのさ
1986年ごろのネオヒッピーみたいに楽しませてくれ
今もそれほど変わってないのさ
過去のものかもしれないけど、俺の中では何も変わってないのさ
We could fight a war for peace
Give in to that easy living
Goodbye to my hopes and dreams
Start flipping for my enemies
We could wait until the walls come down
(Ooh woo, I’m a rebel just for kicks, now)
It’s time to give a little to the
Kids in the middle, but, oh until it falls
Won’t bother me
平和のために戦うなんて意味がないぜ
適当な暮らしに流されて
希望とか夢だとかそんなものは諦めよう
敵に寝返ってしまいそうだ
ベルリンの壁が崩れるまで待つのも意味がない
もうそろそろ板挟みになってる奴らに少しだけチャンスをやろう
そんなの俺にはどうでもいいことさ
Is it coming?
Is it coming?
Is it coming?
Is it coming?
Is it coming?
Is it coming back?
それは本当に戻ってくるのか?
Ooh woo, I’m a rebel just for kicks, yeah
Your love is an abyss for my heart to eclipse, now
Might be over now, but I feel it still
ヒッピーみたいに楽しませてくれ
君の想いは俺を奈落の底に突き落とす
過去のものかもしれないけど、俺の中では何も変わってないのさ
Ooh woo, I’m a rebel just for kicks, now
I’ve been feeling it since 1966, now
Might be over now, but I feel it still
Ooh woo, I’m a rebel just for kicks, now
Let me kick it like it’s 1986, now
Might be over now, but I feel it still
Might’ve had your fill, but I feel it still
1966年頃のヒッピーみたいに楽しませてくれ
今もそれほど変わってないのさ
過去のものかもしれないけど、俺の中では何も変わってないのさ
1986年ごろのネオヒッピーみたいに楽しませてくれ
今もそれほど変わってないのさ
過去のものかもしれないけど、俺の中では何も変わってないのさ
単語・イディオム | 意味 |
keep one’s hands to oneself | 余計な手出しをしない |
come out of left field | 突然現れる |
for kicks | 面白半分に |
dust them off | ちりを払う、長くしまってあったモノを再び使う用意をする |
got another mouth to feed | 家族が一人増えた |
fight a war for peace | 平和のために闘う |
give in to that easy living | 最終的に賛成する |