Naïve(ナイーブ)はネガティブ要素が強い単語

日本では、naïve(ナイーブ)というと、「繊細な」「傷つきやすい」「純粋な」などどちらかといえば、相手を褒める時などに使うポジティブな意味に使われています。会社やテレビの中の会話でもよく耳にします。

しかし、英語のnaïve(ナイーブ)は、「単純な」「世間知らずな人」「鈍感な人」「考えが甘い人」「うすのろばか」など、ネガティブ要素を含む単語なのです。もちろん、会話の成り行きでポジティブな内容になる可能性もあります。語源はフランス語の“naïf”。フランス語でも会話次第でポジティブにもネガティブにもなります。どちらの言語でもnaïveを使う際は注意が必要ですね。

 

・She is so naïve.
彼女ってナイーブなんだよね

 

なんて笑顔で彼女を褒めても、ネイティヴの耳には「彼女って単純でさ」なんて聞こえてしまい、なんで笑顔で彼女を貶すんだろう?と思われてしまうかも?!

 

Husband: How come are you really so naïve?
Wife: You, too!

夫:あなたって、どうしてそんなに単純なの?
妻:お前もな!

 

なんてド派手に罵り合ってる夫婦を映画の中でみたことがあります。

もし、相手に不快な思いをさせず、「繊細な」「傷つきやすい」「純粋な」といい意味で表現する場合は、“sensitive”、 “innocent”などの単語を使ってみてくださいね。

 

・She is sensitive.
彼女って繊細なんだ

・She is innocent.
彼女って純粋なんだ

 

 

 


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