映画の中の名ゼリフ 〜ローマの休日より:世界に必要なのは、青春時代の希望を取り戻すことです〜

What the world needs is a return to sweetness and decency in the souls of its young men.
世界に必要なのは、青春時代の希望を取り戻すことです

 

映画「ローマの休日Roman Holiday (1953))」の中のワンフレーズです。「ローマの休日」は「ティファニーで朝食をBreakfast at Tiffany(1961))」と並び女性の永遠の憧れオードリー・ヘップバーンの代表作としても有名で、ローマの人気観光スポットも登場するので旅気分も楽しめる切ないラブストリーです。

オードリー・ヘップバーン扮する親善旅行でローマを訪れた某国の王女アン。遊びに行きたいのに多忙なスケジュールで叶わないジレンマに引き裂かれ泣き叫びます。お付きの者に安定剤で落ち着かされますが、夜の街にこっそり抜け出してしまうアン。しかし、薬が効いてきて街のベンチで眠り込んでしまい…。そんな彼女を見かねたグレゴリー・ペック扮する通りがかりの記者ジョーが声をかけます。その時、夢うつつのアンが口にするセリフです。実はこれは翌日のスピーチの一節らしいのですが、その時の彼女の心情を代弁しているようですね。

 

What the world needs is a return to sweetness and decency in the souls of its young men. は「世界に必要なのは、青春時代の希望を取り戻すことです」と訳されていますが、直訳では希望ではなく「世界に必要なのは、若者の中に愛らしさと品位を取り戻すこと」です。今の世の中にも通じる良いフレーズですね。

古き良き不朽の名作を楽しむ寒い冬の夜も素敵ですね。

 

 

 


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